2011年4月20日水曜日

filter・・・・・画像・テキストにフィルタ効果を与える(IE独自の仕様)

 filterプロパティは、Windows版Internet Explorerが独自に追加したプロパティで、様々な視覚効果を与える際に使用します。 IE5.5以上で使用できる視覚効果とIE4以上で使用できる視覚効果がありますが、それぞれ書式が異なります。
IE5.5以上の書式例
filter:progid:DXImageTransform.Microsoft.フィルタ名(必要な値)

IE4以上の書式例
filter:フィルタ名(必要な値)
 filterプロパティによる視覚効果は、静的な視覚効果と動的な視覚効果に分けることができます。
■静的な視覚効果(IE5.5以上で使用可、一部はIE4以上で使用可)
BasicImage()・・・・・透過・回転・反転・グレースケールなどを指定する
fliph()・・・・・左右反転する
flipv()・・・・・上下反転する
invert()・・・・・色(色相・明度・彩度)を反転する
xray()・・・・・X線効果(グレースケールにして反転)を適用する
Alpha()・・・・・透過表示にする
Chroma()・・・・・特定の色を透明にする
MaskFilter()・・・・・指定した色でマスクをかける
Glow()・・・・・背後から光を当てたような効果を与える
DropShadow()・・・・・ぼかしのない影をつける
Shadow()・・・・・ぼかしのある影をつける
Blur()・・・・・ぼかす
MotionBlur() / blur()・・・・・方向を指定してぶれさせる
Wave()・・・・・波状に歪めて表示する
Pixelate()・・・・・モザイク表示にする
Emboss()・・・・・浮き彫り表示(エンボス)にする
Engrave()・・・・・彫り込み表示(エングレーブ)にする
Matrix()・・・・・二次元面を傾けたような表示にする
Gradient()・・・・・背景と内容の間にグラデーションの面を表示する
AlphaImageLoader()・・・・・背景と内容の間に画像を表示する
Light()・・・・・光を当てたような効果を与える
Compositor()・・・・・複数の要素を合成して表示する
ICMFilter()・・・・・ICM(Windowsのカラーマネージメントシステム)で色調管理をする
■動的な視覚効果(IE5.5以上で使用可)
Barn()・・・・・納屋の引き戸を開閉するように切り替わる
Blinds()・・・・・ブラインドのように切り替わる
CheckerBoard()・・・・・複数の四角でチェック模様のように切り替わる
Fade()・・・・・フェードイン(フェードアウト)で切り替わる
GradientWipe()・・・・・グラデーションのワイパーのように切り替わる
Inset()・・・・・次の画面が差し込まれるように切り替わる
Iris()・・・・・瞳の虹彩が収縮するように切り替わる
RadialWipe()・・・・・円を描くワイパーのように切り替わる
RandomBars()・・・・・ランダムな幅の線で切り替わる
RandomDissolve()・・・・・溶けるように切り替わる
Slide()・・・・・紙芝居のようにスライドして切り替わる
Spiral()・・・・・渦巻き状に切り替わる
Stretch()・・・・・次の画面が引き伸ばされるように切り替わる
Strips()・・・・・前の画面を端から刻むように切り替わる
Wheel()・・・・・ホイールが回転するように切り替わる
Zigzag()・・・・・ジグザグに折り返しながら切り替わる
 動的な視覚効果では、スクリプトと組み合わせて様々なパターンの表示切り替えを実現します。 microsoft社のページにIE5.5以上でアクセスすると、サンプルを確認することができます。http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ms673540.aspx

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